お問い合わせフォーム、最後に自分で送ってみたのはいつですか
広島でホームページの制作と保守をしている川島です。
先月から、広島の中小企業のホームページを一件ずつ開いて、気づいた点を無料でお送りする、ということをしています。
これまでに30件、実際に送りました。そのうち8件で、フォームそのものに問題がありました。
30件のうち8件です。母数が少ないので「何割が」という言い方はしませんが、私が想像していたよりは、ずっと多かったというのが正直なところです。
何が起きていたか
社名も業種も伏せますが、内容は実際に自分で体験したものです。
送信ボタンを押したら、エラー画面が出た
入力を終えて送信を押したところ、サーバー側のエラー画面が表示されました。時間を置いて試しても同じでした。
つまり、そのフォームから送ろうとした方は、全員そこで止まっています。
文字数の制限があって、送れなかった
本文を入力して送信を押すと、警告が出て先に進めません。文字数の上限が設定されていて、そこを超えていました。
問題は、入力している最中には何も表示されなかったことです。書き終えて、送ろうとして、初めて分かる。書いた文章を削るか、あきらめるかになります。
もちろん、スパム対策として、文字数制限をかけることはありますが、あまりにも少なすぎては、困ったもんです。
確認画面で、送信ボタンが隠れていた
入力内容を確認する画面まで進んだところで、肝心の送信ボタンが画面の外にはみ出していました。スクロールしても出てきません。
私は仕事柄、画面を回転させたり拡大したりして押しましたが、普通はそこで終わりだと思います。
お問い合わせのボタンを押しても、何も起きなかった
ページの中に「お問い合わせ」のボタンはあるのですが、押しても画面が変わりません。リンク先が設定されていないか、移動先のページが無くなっているのだと思います。
このケースは、結局メールでご連絡しました。
フォームの幅が画面より広くて、入力欄が切れていた
スマートフォンで開くと、入力欄の右側が画面からはみ出している状態でした。横に動かしながら入力することになります。
これは送れないわけではありません。ただ、入力の途中で嫌になる方はいると思います。
なぜ、気づけないのか
理由は単純で、自分の会社のフォームから、自分で問い合わせを送ることがないからです。
作ったときには、制作会社がテストをしているはずです。ただ、そのあと何年も経っています。サーバーの設定が変わったり、プラグインが更新されたり、ページの構成をいじったり。どこかのタイミングで動かなくなっても、誰も押さないので分かりません。
そして厄介なことに、壊れていても、静かなだけです。
エラーの通知が届くわけではありません。問い合わせが来ない、という状態が続くだけ。それを「うちはそんなに来ないから」と受け取ってしまうと、原因にはたどり着けません。
3分で確かめられます
自分のフォームから、自分宛に送ってみてください。
コツが2つあります。
スマートフォンで試すこと。パソコンでは問題なくても、スマートフォンだけ崩れていることがあります。実際、上の2件はそうでした。
本文を長めに書くこと。「テスト」の2文字では、文字数の制限に引っかかりません。実際に相談が来るときの長さで書いてみてください。
そして、届いたかどうかを必ず確認してください。送信完了の画面が出ることと、実際にメールが届くことは別です。通知先のアドレスが、退職した方のものになっていることもあります。
問題がなければ、それで終わりです。何もしなくて大丈夫です。
30件という数について
先に書いたとおり、30件です。統計として何かを言える数ではありません。
ただ、これは自動で集めたデータではありません。一件ずつ開いて、入力して、送信ボタンを押して、確かめたものです。
フォームが壊れているかどうかは、外から見ているだけでは分かりません。ページのソースを機械的に読んでも出てこない。最後まで送ってみた人にしか分からない種類のものです。
だから件数は少ないですが、この8件は、確かに壊れていました。
おわりに
ホームページに問い合わせが来ない理由は、いろいろあります。そもそも人が来ていない、内容が伝わっていない、探されていない。
ただ、その前に「送れているかどうか」を確かめておく価値はあると思っています。ここは3分で分かって、しかも直すのはたいてい簡単です。
確かめてみて、よく分からない部分があれば聞いてください。費用はかかりません。
それと、直す必要がなければ「直す必要はありません」とお伝えします。今回の30件のうち、大半は問題なく送れました。